XPDL/BPELエクスポート対応テンプレート
QPR ProcessDesignerには、BPMN1.0/1.2/2.0のテンプレートが付属しています。このテンプレートを使用して作成したBPMNフロー図は、BPEL、XPDLベースで出力することができます(バージョンにより対応する出力は異なります)。
BPMN2.0テンプレートのツールパレット
BPMNテンプレートではBPMNで使用する多彩な図形パターンをツールパレット上に網羅しており、ツールパレットからフローチャート上に図形をドラッグ&ドロップするだけで簡単にフローチャートを作成していくことができます。例えばサブプロセスタイプの図形は、折りたたまれた状態と展開してそのサブプロセス内の図形が可視化される状態の2つがありますが、このツールパレットにはそれぞれ個別にボタン化されており、面倒な図形設定を行うことなく、作業を進めることができます。
BPMNで使用する図形は非常にバラエティに富んでいるため、ツールパレットは非常に縦長の構造になっています。各カテゴリを個別に折りたたんだり、よく使用する図形はカテゴリ「お気に入り」にドラッグ&ドロップして利用することができます。さらに「お気に入り」カテゴリに登録された図形は、クィックモデリング機能で使用することができます。
多言語モデリング設定
BPMNで作成したフロー図をワークフローツール等にエクスポートする場合、ワークフロー側の仕様の関係等により一旦英語ベースで作りなおす作業が発生する場合があるかもしれません。QPR BPMNテンプレートはオリジナルの英語と翻訳した日本語の多重言語で作成されています。日本語で入力した内容に加えて英語の翻訳を入力すれば、日本語・英語双方に対応したフロー図を簡単に作成することができ、表示言語は簡単に切り替えることができます。
テンプレートの動作環境
- 製品及びバージョン: QPR ProcessDesigner 2012
- 利用方法:
- 新規モデルの作成時にダウンロードしたテンプレートファイルを指定します。
BPMN属性情報の入力
フローチャート上の各図形のプロパティを開くと、その図形に対応したBPMN属性項目を入力することができます。BPMN属性項目は各図形タイプ別に設定されています。
注:BPMN属性情報の定義等については、日本語で参照できる情報が非常に限られており、日本語の情報でも英語のまま表記しているものが非常に多い状況にあります。また英語ベースのツール等の連携の可能性も多々あります。そのため、弊社では情報検索上の利便性やインテグレーション性等を考慮し、BPMN属性情報の日本語化は行っていません。
サンプルフロー図