StoraEnso社事例についての補足

このStoraEnso社の事例ではISOに触れていますが、QPRユーザーのケーススタディでは、ISO等の取り組み自体を組織の活性化、経営品質向上の起爆剤として、そこから得るベネフィットを十分に享受しよう、という話がよく出てきます。

業務プロセスの改善・可視化プロジェクトやISO認証取得等のプロジェクトのアウトプットの1つにフローチャートがある訳ですが、作成されたフローチャートが日常業務で活用されず、ファイルされて終わりとなってしまうケースがよくある、というのは海外も同様ですが、QPRのユーザーの多くは、そこから一歩踏み込み、フローチャートを社内の業務に有効に活用するためのツールとしてQPRを選んだ、という話が非常に多いように感じています。

この場合、フローチャートだけでは情報が十分と言えず、フローチャートを中心としてそこから様々な関連マニュアル、規程、業務記述書、ひな形などの関連ファイルを開くことができる、あるいはちょっとした情報であればフローチャート上の図形のプロパティとして記述しておきたい、というニーズに応えられるツールである必要があります。
さらに、Webブラウザで全社員が簡単に利用でき、フローチャートを移動する都度ファイルを開きなおすわずらわしさがない、自分に関係あるところは簡単にブックマークできる、色々気づきがあったらSNSのようにコメント書き込めたり、URLリンク貼ったり関連ファイルをリンク・アップロードできる、等をオールインンワンで実現できるQPR ProcessDesignerが非常に高く評価されているようです。

ちなみに、StoraEnso社の事例に「何百ものドキュメントをリンクさせた」と出てきます。QPRを使用しなくとも、「ハイパーリンク」的な機能を使用すれば、Office系のツールでも不可能ではありませんが、メンテナンスの手間が非常にかかってしまうため、多くの外部ファイルのハイパーリンク連携は回避される傾向があるかと思います。

QPRの場合は、こうしたリンクの作成・メンテナンスが非常に簡単であり、リンクだけではなく、フローチャートに埋め込んで持たせてしまう(つまりフローチャートが開ける場所であれば、ファイルを容易に開くことができる)こともでき、外部ファイル連携に関連した機能が非常に充実し、フレキシブルであるのがQPR プロセスモデリングツールの大きな特徴の一つです。さらに最新バージョンのQPR2012では、Microsoft Sharepointとの連携が強化され、Sharepoint上のドキュメントとの連携機能が強化されており、さらに使いやすくなっています。

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